【市場の声】マレーシアのIHHヘルスケア、1-3月期は増益の見通し
アフィン・ホワン・インベストメント・バンクのアナリストは、マレーシアの病院運営大手IHHヘルスケアについて、各市場における入院患者増加トレンドの影響を受けるだろうと述べた。2024年1-3月期(第1四半期)のコア利益は3億5000万リンギとなり、前期の3億2900万リンギを上回る見通しだという。 IHHは1月と2月の患者数が増加し、前期比および前年同期比での改善が示されているともアナリストは指摘。
【市場の声】IHHヘルスケア、医療ツーリズムなど複数の追い風
ケナンガ・インベストメント・バンクのアナリストは、マレーシアの病院運営大手IHHヘルスケアについて、入院患者数の好調なスループットや病床使用率の上昇などが業績を押し上げる追い風となりそうだと述べた。 アナリストは入院患者のスループットが2024年に12%~16%伸びる他、病床使用率も65%~73%で推移すると見込んでいる。またその理由としては、急性患者や医療ツーリストが増えることを挙げた。 またマ
【市場の声】IHHヘルスケア、24年は増収の可能性
アムインベストメント・バンクのアナリストはマレーシアの病院運営大手IHHヘルスケアについて、マレーシア、インド、トルコの病院での病床数拡大により、2024年の売上高は増加する可能性があると述べた。 また、マレーシア国内とトルコのアシバデム部門におけるEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)マージンが改善する可能性も、同社の利益を支えるかもしれないとした。 さらに、傘下の中国・上海市の病院への紹介
【市場の声】ラッフルズ・メディカル、利益成長見通しがリスクに直面
RHBリサーチのアナリストはシンガポールのヘルスケア企業ラッフルズ・メディカル・グループについて、2023年7-12月期(下半期)の業績低迷を受け、利益成長見通しはさまざまなリスクになお直面しているとの見方を示した。 目標株価を1.15シンガポールドルから1.06シンガポールドルに引き下げ、投資判断を「ニュートラル」に維持した。 アナリストによると、これらのリスクは営業コストが予想より高いことや、
IHHヘルスケア、インド診断会社のIPO計画を中止
マレーシアの病院運営大手IHHヘルスケアと投資家らは、インドの診断サービス会社、アギラス・ダイアグノスティックスの新規株式公開(IPO)計画を撤回する。商業的な理由だという。 14日にマレーシア証券取引所に提出した書類で、IPOを中止すると明らかにした。プライベートエクイティ(PE)投資家、間接子会社であるフォルティス・ヘルスケア、アギラスとの協議を経て判断したという。また、フォルティス傘下のアギ
DJ-【市場の声】IHHヘルスケア、病床稼働率向上が24年の業績けん引へ
ケナンガIBのアナリストはリポートでマレーシアの病院運営大手IHHヘルスケアについて、2024年12月期の業績は、待機手術を含む急性症例が増加する中、病床稼働率の向上と患者流入がけん引する可能性があると述べた。 同社の病院では入院患者の回転率が向上し、病床稼働率も23年の推定平均65%から65~73%に上昇するとみている。 来年はマレーシア市場での安定した業績を見込んでおり、シンガポールの労働力不
DJ-【市場の声】マレーシアのヘルスケア業界、見通し明るいか
ケナンガIBのアナリストは、マレーシアのヘルスケア業界の見通しは明るいようだと述べている。民間ヘルスケアへの需要は2024年も伸び続けるとの見通しを示した。 患者数の増加などが利益増をけん引するとみている。 医薬品や一般用医薬品の堅調な売り上げも、健康志向の高まりに支えられているとした。 また、富裕層の増加と高齢化も民間医療には良い兆しだとした。 KPJヘルスケアとIHHヘルスケアをトップピックに
DJ-【市場の声】マレーシアのIHHヘルスケア、インド病院資産の売却はプラスか
アムインベストメント・バンクのアナリストはマレーシアの病院運営大手IHHヘルスケアについて、不良資産の売却を通じてインド事業を改善するという目標を達成しつつあるようだと述べた。 IHHの関連会社フォーティス・ヘルスケアは、インドの病院関連資産を7190万リンギで同業MGMヘルスケアに売却する予定だ。 この事業売却はIHHにとってプラスであり、不採算資産の売却によってインド事業のEBITDA(利払い
DJ-【市場の声】サイム・ダービー、合弁会社の売却額は「あまり魅力的でない」
オーストラリアの病院運営大手ラムゼー・ヘルスケアとマレーシアの複合企業サイム・ダービーが折半出資するアジアの合弁会社ラムゼー・サイム・ダービー・ヘルスケアを、米プライベートエクイティ(PE)投資会社TPGが出資する病院運営会社コロンビア・アジアが57億リンギで買収することについて、アフィン・ホワンIBのアナリストは、サイム・ダービーにとって「あまり魅力的」ではないようだと指摘した。 サイム・ダービ
DJ-【市場の声】ラッフルズ・メディカル、コスト増が収益圧迫か
UOBケイヒアンのアナリストらはシンガポールのヘルスケア企業ラッフルズ・メディカル・グループについて、利益率が2024年12月期にさらに低下する可能性があるとして、投資判断を「バイ」から「ホールド」に、株価目標を1.47シンガポールドルから1.15シンガポールドルにそれぞれ引き下げた。 人件費や光熱費などの営業コストの上昇に加え、保険金請求の増加などが要因になる見通しだとした。 UOBケイヒアンは
DJ-【市場の声】ラッフルズ・メディカル、病院買収が利益押し上げか
UOBケイヒアンのアナリストらはシンガポールのヘルスケア企業ラッフルズ・メディカル・グループについて、ベトナム・ホーチミンの病院の過半数株式取得で利益が押し上げられる公算が大きいとみている。 ベトナムの病院の株式70%を取得し、運営管理のサービス契約で年間300万~500万シンガポールドル(約3億2800万~5億4800万円)のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)を得ると仮定すると、2024
DJ-【市場の声】ラッフルズ・メディカルのベトナム病院買収、事業多角化に寄与か
メイバンクのアナリストはシンガポールのヘルスケア企業ラッフルズ・メディカル・グループについて、ベトナム・ホーチミンの病院の過半数株式を取得することで、同国における民間医療サービスの需要拡大で恩恵を受け、同国のクリニック事業を補うことができると述べた。 このアナリストは、株式取得による短期的な貢献は期待できないとしつつ、この動きは「シンガポールと中国以外にも病院事業を多角化しながら収入源を拡大すると
DJ-【市場の声】マレーシアのヘルスケア・セクター、目先は注目度低いか
アムインベストメントバンクのアナリストは、マレーシアのヘルスケア・セクターの目先の注目度は低くなる可能性があると指摘した。病院や製薬会社の4-6月期決算が期待外れだったため、7-12月期(下半期)業績が振るわない可能性が高いという。 資金調達コストの上昇を考慮し、病院運営大手IHHヘルスケアの7-12月期コア利益は横ばいになると予想。医薬品メーカーのデュオファーマ・バイオテックは、政府系病院・診療
DJ-【市場の声】ラッフルズ・メディカル、下期に収益性悪化の可能性
UOBケイヒアンのアナリストらはシンガポールのヘルスケア企業ラッフルズ・メディカル・グループについて、2023年7-12月期(下半期)は営業利益率が低下し、保険サービス部門で損失も増えるため、収益性が悪化する可能性があると指摘した。ただ、請求額の高い外国人患者や国内での選択的手術の回復によっていくらか相殺されるはずだとも述べた。 7-12月期の税引き後純利益(PATMI)は前年同期比41.5%減少
DJ-【市場の声】マレーシアのIHHヘルスケア、M&Aなどが成長後押しか
RHBインベストメント・バンクのアナリスト、ウオン・チュン・ソン氏はマレーシアの病院運営大手IHHヘルスケアについて、M&A(合併・買収)や主要市場における医療ツーリズムの盛り上がりのほか、ヘルスケア・サービスで価格変化に対する需要の変化が小さいことが成長を後押しする可能性があるとみている。 同社経営陣が、今年に入り3件の買収を完了した後、向こう3年間で病床キャパシティの25%拡充に向けた潜在的な
DJ-【市場の声】IHHヘルスケア、インドでのプレゼンス強化は好材料
アムインベストメント・バンクのアナリストは、マレーシアの病院運営大手IHHヘルスケアについて、4億1500万リンギを投じてインドの同業ラビンドラナス・GE・メディカルの株式を買い増す提案はいい判断だと述べた。 これを受けてIHHの保有株式比率はは74.6%から98.2%となり、インドの医療業界での存在感を高めることになるという。 アナリストは株式の追加取得により、IHHの2024~25年EBITD
DJ-【市場の声】Q&Mデンタル、収益成長には時間かかる見込み
CGS-CIMBのアナリストらは、シンガポールで歯科診療所を経営するQ&Mデンタル・グループについて、コスト管理や事業の効率化に注力していることから、収益成長には時間がかかるかもしれないと述べた。同社の目標株価は0.42シンガポールドルから0.35シンガポールドルへ引き下げ、投資判断は「アッド」に据え置いている。 Q&Mは2023年1-6月期(上半期)にはコスト圧力が収益性に影響を及ぼし、非中核事
DJ-【市場の声】ラッフルズ・メディカル、7-12月期に利益率正常化か
メイバンクのアナリスト、エリック・オング氏はシンガポールのヘルスケア企業ラッフルズ・メディカル・グループについて、7-12月期(下半期)に利益率が正常化する見通しだと述べた。 利益率の正常化に伴い、7-12月期も同水準の業績が見込めるとし、2023年~25年12月期の1株利益予想を維持した。 1-6月期(上半期)は売上高が減少した。診断収益など新型コロナウイルス関連事業の先細りが響いた。 メイバン
DJ-【市場の声】マレーシアのIHHヘルスケア、患者増などが利益けん引へ
ケナンガIBのアナリストはマレーシアの病院運営大手IHHヘルスケアについて、選択的手術の需要に支えられ、患者の増加や増収が2023年利益をけん引しそうだと指摘した。 23年の入院患者数の伸びを10~15%(昨年は10%)とみている。病床稼働率は56~70%から60~73%に上昇すると予想している。 入院患者1人当たりの収入の伸びは、昨年の18%から10~15%に低下する見込みだが、これはベース効果
DJ-【市場の声】マレーシアのIHHヘルスケア、非弾力的な需要がけん引か
RHBインベストメント・バンクのアナリストは、マレーシアの病院運営大手IHHヘルスケアについて、医療サービスに対する非弾力的な需要が短期的な成長をけん引するかもしれないと述べた。 IHHヘルスケアの病床稼働率は最適な水準に近づいていて、今後は病床数を増やす予定。これにより域内での足場を強化することも可能だという。 アナリストはその一方で、看護師不足が短期的な課題になると指摘。コストが増加する見込み