米国市場の展望：ＦＯＭＣの結果および反応待ち　ダウ平均は38ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は38.71ドル安の39072.05ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が18.97ポイント高の16185.76で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は3.18ポイント高の5181.69。

トップニュース
米国債ショート膨らむ、ＦＲＢ予測で利下げ観測後退するリスクに備え
債券トレーダーは、米金融当局が年内利下げ観測を後退させるリスクを考慮し、米国債ショートを積み上げるとともに、相場急落に備えるデリバティブ（金融派生商品）を購入している。19、20両日のＦＯＭＣ会合では政策金利据え置きがほぼ確実視されているが、取引データからは、金融緩和への一段の慎重姿勢を表す新たな金利予測が示されるとの見方が強まっていることがうかがえる。
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米、ＥＶ燃費換算の最終規則公表へ　大幅緩和で業界に勝利＝関係筋
米エネルギー省は、電気自動車（ＥＶ）の燃費換算に関する最終規則を１９日に公表する。当初案の内容が大幅に緩和されるという。この決定は米自動車大手３社や全米自動車労組にとって勝利となる。当初案を巡っては、メーカーが燃費基準を満たせず２０３２年までに１０５億ドルの罰金を科せられる可能性があるとの懸念が出ていた。最終規則ではこれより少ないＥＶ生産で基準を満たせる見通し。プラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）にとっても追い風になりそうだ。

米政府、インテルに1.3兆円補助金　半導体製造で最大
米政府は20日、半導体製造を巡り米 $インテル(INTC.US)$に最大85億ドル（約1.3兆円）の補助金を支給すると発表した。110億ドルの融資も実行する。西部アリゾナ州など4州で製造能力の拡充を後押しする。バイデン政権が創設した半導体補助金のなかで最大の支給額になる。インテルが20日の時間外取引で4％以上上昇。

ドル円は一時１５１．５８レベルまで上昇、昨年１１月１４日以来の高値水準
ロンドン早朝、ドル円は一時151.58レベルまで買われた。昨年１１月１４日以来の高値水準となっている。クロス円も全般に買われており、円売り圧力が継続している。日銀のマイナス金利解除が市場に十分浸透しており、植田日銀総裁からも緩和姿勢の継続が示されている。当面もどんどんと利上げを行うことはなく、米政策金利がしばらく高止まりするようだと、日米金利差に基づいた円売り・ドル買いの流れが続きそうな状況になっている。ただ、その前に、この後の米ＦＯＭＣの結果内容をチェックしなければならない。
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米MS、生成AIで新組織＝トップに英ディープマインド創業者
米 $マイクロソフト(MSFT.US)$は19日、生成AI（人工知能）の消費者向け製品と研究を統括する新組織を設立したと発表した。同組織の最高経営責任者（CEO）には、「アルファ碁」の開発で知られ、米グーグルに買収された英ディープマインドの共同創業者ムスタファ・スレイマン氏を起用する。

サムスン電子株、半年ぶり大幅上昇－エヌビディア調達計画の報道で
米半導体メーカー、 $エヌビディア(NVDA.US)$が人工知能（ＡＩ）プロセッサーの重要部品である高帯域幅メモリー（ＨＢＭ）を韓国サムスン電子から調達する計画だと日経アジアが報じたことを受け、20日の韓国株式市場でサムスン株は一時、ここ６カ月余りで最大の上昇を記録した。
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ボーイング、大規模な現金流出を予想－７３７ＭＡＸの事故が財務圧迫
米 $ボーイング(BA.US)$は、１－３月（第１四半期）に大規模な現金流出を見込んでいることを明らかにした。規制当局による調査・監視強化のほか、１月に起きたドアプラグ吹き飛び事故に伴う「７３７ＭＡＸ」の生産の遅れにより、同社の財務は圧迫されている。