日米両政府は、対米投融資の第2弾として小型原子炉(SMR:Small Modular Reactor、小型モジュール炉)を含むエネルギー分野に総額最大約11兆円の大型投資を行うことで合意した。小型で分散建設しやすいSMRは従来の大型原発よりも安全性や建設コストの面で優位性があるとされ、データセンターへの電力供給を守る切り札として注目度が高い。SMRはAI普及による電力不足、脱炭素・安全保障という3つのメガトレンドが交差するテーマであり、長期資金の流入が期待されそうだ。日本企業にとっても、原子力機器・素材・制御技術といった強みを活かし、グローバル供給網の中核を担うチャンスが広がっている。
◆日本企業の立ち位置=サプライチェーンの中核
日本企業はSMRの“完成品メーカー”というよりも、高付加価値部材・システム供給者としての存在感が強い。
主な領域は以下の通り。
・重電・原子炉機器:原子炉本体・蒸気タービンなど (日立製作所、三菱重工など)
・素材・部材:耐熱鋼、特殊合金、電線・ケーブル (岡野バルブ製造、TVEなど)
・制御・計測:安全制御システム、センサー技術 (三菱電機、横河電機など)
・エンジニアリング:設計・建設・保守(EPC) 、(日揮ホールディングス、西華産業など)
今回の対米投融資は日本政府主導の資金がベースとなるため、プロジェクトに関わる機器・部材・技術の多くで日本企業の採用が期待されている。
日本企業はSMRの“完成品メーカー”というよりも、高付加価値部材・システム供給者としての存在感が強い。
主な領域は以下の通り。
・重電・原子炉機器:原子炉本体・蒸気タービンなど (日立製作所、三菱重工など)
・素材・部材:耐熱鋼、特殊合金、電線・ケーブル (岡野バルブ製造、TVEなど)
・制御・計測:安全制御システム、センサー技術 (三菱電機、横河電機など)
・エンジニアリング:設計・建設・保守(EPC) 、(日揮ホールディングス、西華産業など)
今回の対米投融資は日本政府主導の資金がベースとなるため、プロジェクトに関わる機器・部材・技術の多くで日本企業の採用が期待されている。
<SMR(小型原子炉)関連・注目日本株>
売買代金が大きく流動性が高い関連銘柄は、三菱重工業、日立製作所、IHIなど。年初来の上昇率が最も高いのは東京衡機で、年初から株価は約2倍となっている。日本ギア工業は年初来約70%上昇。年初来でマイナスのパフォーマンスであるのは日立製作所。短期トレードでは値が軽くてストーリーが明確な中小型株が伸びる可能性がある。助川電気工業・TVE、岡野バルブ製造、日本ギア、東京衡機などが思惑から物色されやすい。(3月26日後場中時点)
①原子炉・中核システム(テーマの中心)
=国家戦略×長期資金が入る“本命ゾーン”
● $日立製作所 (6501.JP)$
出資する米$GEベルノバ (GEV.US)$との合弁会社がカナダでSMR「BWRX-300」の建設を進める。同社のSMRは長年の実績がある沸騰水型軽水炉技術を応用しており、安全基準のクリアや許認可のハードルが低く、開発リスクを極小化できるのが強み。
=国家戦略×長期資金が入る“本命ゾーン”
● $日立製作所 (6501.JP)$
出資する米$GEベルノバ (GEV.US)$との合弁会社がカナダでSMR「BWRX-300」の建設を進める。同社のSMRは長年の実績がある沸騰水型軽水炉技術を応用しており、安全基準のクリアや許認可のハードルが低く、開発リスクを極小化できるのが強み。

● $三菱重工業 (7011.JP)$
日本最大の重工メーカー。国内の加圧水型軽水炉(PWR)を長年独占してきた原子力事業の巨人。SMRよりもさらに小さいマイクロ炉も手掛ける。高速炉などの次世代炉でも米テラパワー等と連携。
● $IHI (7013.JP)$
2026年3月16日、米国の先進原子炉開発企業「X-energy(エックスエナジー)」とSMR「Xe-100」のサプライチェーン強化に向けた覚書(MOU)を締結したばかり。米ニュースケール社へも出資しSMR事業に参画している。同社の強みは原子炉の現地設置における土木建築、冷却水系統、タービン建屋、システム統合といった高度な現地作業能力にある。
●$日揮ホールディングス (1963.JP)$
米ニュースケール社に出資しSMR事業に参画している。海外大型案件に強みを持ち、LNG・水素プラントで培ったEPC(設計・調達・建設)能力を活かせる。
●$日本製鋼所 (5631.JP)$
SMRの心臓部となる「原子炉圧力容器」向けの超大型鍛造技術に強み。SMRは1基あたりの出力が小さいため、総発電量確保には製造個数を増やす必要があり、同社の室蘭製作所はフル稼働状態となる可能性がある。
日本最大の重工メーカー。国内の加圧水型軽水炉(PWR)を長年独占してきた原子力事業の巨人。SMRよりもさらに小さいマイクロ炉も手掛ける。高速炉などの次世代炉でも米テラパワー等と連携。
● $IHI (7013.JP)$
2026年3月16日、米国の先進原子炉開発企業「X-energy(エックスエナジー)」とSMR「Xe-100」のサプライチェーン強化に向けた覚書(MOU)を締結したばかり。米ニュースケール社へも出資しSMR事業に参画している。同社の強みは原子炉の現地設置における土木建築、冷却水系統、タービン建屋、システム統合といった高度な現地作業能力にある。
●$日揮ホールディングス (1963.JP)$
米ニュースケール社に出資しSMR事業に参画している。海外大型案件に強みを持ち、LNG・水素プラントで培ったEPC(設計・調達・建設)能力を活かせる。
●$日本製鋼所 (5631.JP)$
SMRの心臓部となる「原子炉圧力容器」向けの超大型鍛造技術に強み。SMRは1基あたりの出力が小さいため、総発電量確保には製造個数を増やす必要があり、同社の室蘭製作所はフル稼働状態となる可能性がある。
②制御・計測(高付加価値)
=SMRの“頭脳”で、高い収益性が期待される
●$三菱電機 (6503.JP)$
SMRや天然ガス火力発電所を安全に稼働させるための「計装制御システム(I&C)」や配電デバイスを供給。安全性確保の中核領域。
=SMRの“頭脳”で、高い収益性が期待される
●$三菱電機 (6503.JP)$
SMRや天然ガス火力発電所を安全に稼働させるための「計装制御システム(I&C)」や配電デバイスを供給。安全性確保の中核領域。

●$横河電機 (6841.JP)$
プラント制御の世界大手。SMRでも中央制御室のオペレーションシステム、安全監視、データ収集など広範な領域に関与可能。今年2月英ロールス・ロイスSMRと「データ処理・制御システム(DPCS)」の供給に関する戦略的協業契約を締結。
●$助川電気工業 (7711.JP)$
小型モジュール炉や核融合炉に関する試験の受託や関連機器の開発を手掛ける。原子力向け計測・センサーを供給し、安全規制強化の恩恵を受けやすい。時価総額が小さいため、短期的な値動きは激しい。
● $東京衡機 (7719.JP)$
原子炉材料の耐久性や寿命を評価するための「クリープ試験機」を提供。原子力の信頼性確保で重要な役割を担う。ただし監理銘柄に複数回指定されたことがある。直近では今月に指定、解除履歴。時価総額が小さく、値動きが荒い。リスク管理前提の投機枠。





⑥周辺技術
●$カナデビア (7004.JP)$
旧日立造船。主に原子力発電所で使用される「使用済核燃料の輸送・貯蔵キャスク(容器)」や補機類などの製造・開発を行う。
● $NGK (5333.JP)$
放射性廃棄物の処理設備で実績を持つ。SMRの普及に伴い、小型・高効率な廃棄物処理システムの需要取り込みが期待される。
●$カナデビア (7004.JP)$
旧日立造船。主に原子力発電所で使用される「使用済核燃料の輸送・貯蔵キャスク(容器)」や補機類などの製造・開発を行う。
● $NGK (5333.JP)$
放射性廃棄物の処理設備で実績を持つ。SMRの普及に伴い、小型・高効率な廃棄物処理システムの需要取り込みが期待される。
―moomooニュースKei
出所:各社IR資料、moomoo
※本コンテンツは情報提供のみを目的とし、特定の株式や投資商品を推奨したり、投資勧誘を行うものではありません。また、記載されている情報はあくまで個人の見解であり、投資には元本割れなどのリスクが伴い、損失が生じる可能性があります。リスクや手数料については、詳細を当社ホームページにてご確認ください。リスクや手数料については、詳細を当社ホームページにてご確認ください。
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