コストコのパフォーマンスは安定していますが、現時点での参入は良い時期ではありません

先週金曜日、コストコは決算報告を発表しました。同社の株価は最近18%の上昇を見せ、10月末から現在までにS&P500の15%を上回っています。問題は、この決算報告が株価の上昇トレンドを維持できるかどうかです。

報告によると、同社の四半期売上高は578億ドルで、前年同期比6.2%増と予想通りです。一株あたりの収益は3.58ドルで、予想よりも高い3.45ドルです。全商品売上高は567.2億ドルで前年同期比6.1%増、会員収入は10.82億ドルで前年同期比8.2%増となっています。投資家が最も注目するのは、米国で2%、カナダで6.4%、国際的には11.2%増加した同店売上高です。全体として、コストコの米国内での成長率が他の小売業データを下回ったことは驚きで、中流階級消費への影響がより大きいことを示唆するかもしれません。

会費の調整に関して、決算報告には詳細が記載されていません。同社が料金を上げたのは2017年以来で、同社史上最も長い6.5年間の中断です。通常、コストコは5年毎に会費を引き上げています。前回の決算発表では、CFOは問題は料金が上がるかどうかではなく、いつ上がるかだと述べています。

さらに、コストコは株主に向けた特別配当を15ドル、現在の株価に対して2.37%に設定し、総額約67億ドルを支払うと発表しました。配当を受け取るには、12月28日までに株主になる必要があります。これは投資家にとって良いニュースです。

コストコのパフォーマンスはまだ非常に安定しています。将来の株価に影響を与えるキーとなる要因は、会費の引き上げに関する保留中の決定です。引き上げが予想に反した場合、株価の変動を引き起こす可能性があります。個人的には、コストコは間違いなく優良企業ですが、現在の株価はやや過大評価されており、フォワードP/E倍率が40倍を超え、同社の歴史的な高値に達しています。その評価が高い理由の一部は、投資家がこの期間中に安全を追求したためかもしれません。ただ、今は市場に参入する適切なタイミングではないと思います。