【朝イチ報】テスラ、中国安値攻勢に屈する　日本製鉄の書簡は「無意味な紙切れ」、全米鉄鋼労組が受け入れ拒否

市場概況
2日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比396ドル61セント安の3万9170ドル24セントと続落。ナスダック総合株価指数は同156.383ポイント安の1万6240.449だった。3日の東京株式市場は売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は3万9000円台後半で軟調に推移する公算が大きい。

テスラ、中国安値攻勢に屈する　米でも普及に停滞感
米電気自動車（EV）最大手 $テスラ(TSLA.US)$が2日発表した2024年1〜3月期の世界販売台数は4年ぶりに前年実績を下回った。同社の苦境は世界のEV市場の趨勢を映し出す。中国メーカーの飽くなき低価格攻勢と米国市場の退潮だ。米中対立下でサプライチェーン（供給網）が分断するなかであらわになった「中国EV独り勝ち」が販売減につながった。
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日本製鉄の書簡は「無意味な紙切れ」、全米鉄鋼労組が受け入れ拒否
全米鉄鋼労働組合(USW)は、支出や雇用保護にコミットするとした $日本製鉄(5401.JP)$からの書簡を「無意味な紙切れ」と評し、受け入れを拒んだ。日鉄は同業の $ユナイテッド ステーツ スチール(X.US)$を141億ドル(約2兆1400億円)で買収することを計画している。

アップル株、1－3月急落で買い戻しに期待感－最悪期を脱するか注目
年初来12%のマイナスに沈む米 $アップル(AAPL.US)$株価がここにきて最悪期を脱するかに注目が集まっている。アップル株が売り込まれたことで利益を得た空売り筋には、持ち高を巻き戻す動機が生まれている。テクニカル分析のアナリストによれば、アップル株価は押し目買いを狙った取引が急増するであろう水準に迫っている。

FOMC議決権メンバー2人、年内3回の利下げをなお想定
米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、政策金利を今年3回引き下げるのは依然として妥当な見通しだが、現時点で調整を急ぐ必要はないと述べた。デーリー総裁は2日、ネバダ州で開かれたイベントで「これは非常に合理的な基本シナリオだと思う」と発言。今のところ「成長は好調なので、金利を調整する緊急性はない」と話した。

円は1ドル=160円まで下落も、米利下げ遅れなら－BofA
米連邦準備制度が今年中に利下げを行わない場合、円相場は1ドル=160円まで下落する可能性があると、バンク・オブ・アメリカ(BofA)が予想した。
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米・2月JOLT求人件数は予想を上回り875.6万件
日本時間2日午後11時に発表された米・2月JOLT(求人労働移動調査)求人件数は予想を上回り、875.6万件となった。

旧村上ファンド系、TOB中のJSR株を5%超保有
旧村上ファンド系の投資会社、シティインデックスイレブンス（東京・渋谷）が、共同保有者と合わせて半導体材料大手の $JSR(4185.JP)$の株式を5.11%保有していることが分かった。同社が2日付で、関東財務局に提出した大量保有報告書で明らかになった。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。