米国市場の展望：新規失業保険申請件数などの経済指標に注目、ダウ平均は61.76ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は61.76ドル安の33420.96ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が57.78ポイント安の11939.08で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は9.23ポイント安の4081.15。

米新規失業保険申請、前週比１万8000件減少の22万8000件－予想20万件
先週の米新規失業保険申請件数は前週比１万8000件減少し、22万8000件となった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は20万件だった。前週は24万6000件（速報19万8000件）に修正された。

ＥＣＢレーン理事､基本シナリオ持続なら５月追加利上げが妥当-ＣＮＡ
欧州中央銀行（ＥＣＢ）チーフエコノミストのレーン理事は、最近の金融セクターの波乱で景気見通しが大きく変わることがない限り、ＥＣＢは５月に追加利上げを実施する可能性が高いと述べた。

サウジ主導の原油減産、アジア経済に大きな影響
石油輸出国機構（OPEC）と非加盟主要産油国で構成する「OPECプラス」は今週、減産を発表して石油市場を驚かせたが、ボルテクサのデータによると、この減産は欧州や北米よりもアジアの経済に大きな影響を与える可能性が高い。

クレディＳ17兆円準備も破綻寸前､流動性ルール「超光速｣に無力か
スイスの銀行クレディ・スイス・グループは、危機が１カ月続いた場合に想定される830億スイス・フラン（約12兆円）の純資金流出に備え、昨年末時点で1200億スイス・フラン（約17兆4000億円）を準備していた。しかし、ＵＢＳグループによる救済合併が発表された３月19日までの数日間で資金流出が再び加速し、破綻の瀬戸際に追い込まれた。

配信元：Bloomberg、Dow Jones