【シンガポール】ユニクロ、商品の修繕・回収事業を本格始動

　衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの現地法人ユニクロ・シンガポールは、繁華街オーチャードにあるグローバル旗艦店に「RE.UNIQLO（リユニクロ）」スタジオを開設した。服を修繕したり、不要な商品を回収して再利用したりする取り組みの一環だ。シンガポールでの本格展開は初となる。

　商業施設「オーチャード・セントラル」にある旗艦店の３階に、リユニクロスタジオを設置した。ユニクロの商品を対象に、修繕サービスを提供するほか、リユース・リサイクル目的の衣料品を回収する。
　服の修繕では、ボタン付けや縫い目のほつれ直し、破れたポケットやベルトループの修復などに対応。料金は５Ｓドル（約520円）だ。
　ユニクロは2020年９月に日本でリユニクロの取り組みを始動。「３Ｒ（リデュース＝削減・リユース・リサイクル）」にもう一つのＲ（リペア＝修理）を加えた「４Ｒ」を掲げる。自社商品を回収し、難民への衣料支援や二酸化炭素（ＣＯ２）削減に役立つ代替燃料への再生などを通じた「４Ｒ」の活動を推進している。
　シンガポールでは今年３月、北東部のアンモキオ店で試験的にリユニクロスタジオを開設していた。

作者：NNA

最終更新:10/17(月) 18:20