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注目銘柄ダイジェスト(前場):ニトリHD、三越伊勢丹、フレアスなど

Fisco ·  05/14 22:54

山一電機<6941>:3270円 カ -

ストップ高買い気配。前日に24年3月期の決算を発表、営業利益は29.3億円で前期比67.9%減となり、従来計画線での着地になっている。一方、25年3月期は75億円で同2.6倍と大幅増益の見通し。想定以上の急回復がポジティブなインパクトにつながる。TS事業の収益急回復を見込んでいる。年間配当も74円で前期比43円増と大幅増配計画。発行済み株式数の2.44%に当たる50万株、10億円を上限とする自社株買いの実施も発表。

三井海洋<6269>:2830円(-490円)

大幅続落。2190万8400株の株式売出、並びに、328万6200株を上限とするオーバーアロットメントによる売出の実施を発表している。売出人は40.53%を保有する筆頭株主の三井E&Sで、売出後の株主順位は8.47%の保有比率で第3位となる。売出価格の決定期間は22日から28日まで。大規模な売出実施による需給面への影響が警戒される形に。なお、前日発表した第1四半期決算は大幅増益決算で好進捗に。

ニトリHD<9843>:17910円(-3485円)

大幅反落。前日に24年3月期の決算を発表、営業利益は1277億円となり、市場コンセンサスの1360億円程度を下振れる着地に。連続増益記録などもストップする形になっている。25年3月期は1296億円で前期比1.5%増の見通し、コンセンサスを200億円程度下回る水準となっている。物流センター立ち上げなどのコスト増も響くようだ。長期間連続増益企業というプレミアムの剥落がネガティブ感を強めさせる形にも。

三越伊勢丹<3099>:2671円(+334.5円)

大幅続伸。前日に24年3月期の決算を発表、営業利益は544億円で前期比83.6%増となり、510億円程度の市場予想を大きく上振れ。25年3月期は640億円で同17.7%増の見通し。こちらも570億円程度のコンセンサスを大きく上回っている。構造改革やCRM強化などの効果が顕在化すると見込んでいるもよう。また、発行済み株式数の2.3%に当たる850万株、150億円を上限とする自社株買いの実施も発表。

ソニーG<6758>:13050円(+1085円)

大幅続伸。前日に24年3月期の決算を発表、営業利益は1兆2088億円とほぼ市場想定水準。25年3月期は1兆2750億円で前期比5.5%増の見通しとコンセンサスをやや下回る水準だが、I&SSの大幅増益計画などはポジティブ視される。また、発行済み株式数の2.46%に当たる3000万株、2500億円を上限とする自社株買いの発表、金融分野を除く営業利益年平均成長率を10%以上とする中期計画数値目標なども買い材料視されているようだ。

Finatext<4419>:1002円(+87円)

年初来高値。25年3月期の営業損益予想を前期比234.8%増の6.86億円の黒字と発表している。金融インフラストラクチャ事業で新規パートナーの獲得と既存パートナーとのサービス拡大、ビッグデータ解析事業で機関投資家向けオルタナティブデータの「Alterna Data」の契約件数の伸長などを見込む。24年3月期の営業損益は2.04億円の黒字(前期実績3.28億円の赤字)で着地した。金融インフラストラクチャ事業の損益が改善するなどし、黒字に転換した。

ステムセル研究所<7096>:1874円(+43円)

大幅に反発。25年3月期第2四半期末に設立25周年記念配当として25.00円(前年同期実績は無配)を実施すると発表している。設立以来、初の配当となる。期末配当予想は無配で、年間では25.00円となる。25年3月期の営業利益予想は前期比45.0%増の6.00億円。主要事業の細胞バンク事業でデジタル、リアルの両面でマーケティングを推進する。24年3月期の営業利益は39.1%増の4.13億円で着地し、過去最高益となった。

フレアス<7062>:1117円(+150円)

ストップ高を付け、年初来高値を更新している。27年3月期の営業利益目標を20.01億円とする中期経営計画を発表している。25年3月期の営業利益予想は前期比81.2%増の2.00億円とした。マッサージ直営事業の業務効率化や施設系介護サービス事業の拠点開設などで大幅増益を見込む。24年3月期の営業利益は647.5%増の1.10億円で着地した。新型コロナウイルス感染症の影響が減少し、マッサージ直営事業が堅調に推移した。

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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