■業績動向
1. 2024年2月期の業績概要
リソー教育＜4714＞の2024年2月期の連結業績は、売上高で前期比2.3%増の32,215百万円、営業利益で同7.7%増の2,586百万円、経常利益で同7.0%増の2,614百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同14.1%増の1,703百万円と増収増益となった。売上高は3期連続増収、過去最高を更新し、各利益も2期ぶりの増益に転じた。
売上高は学習塾事業や学校内個別指導事業及び人格情操合宿教育事業の増加が増収要因となった。2024年2月期末のグループ生徒数は前期末比1.7%減の26,677人と微減となったが、「TOMAS」「名門会」で2023年3月より5～7%の授業料値上げを実施したほか、「伸芽会」についても夏期講習会で20%、2023年11月より17%の授業料値上げを実施したことで吸収した。
売上原価率は前期比0.6ポイント上昇の73.6%となった。講師の処遇向上による人件費増加分は授業料の値上げで吸収したものの、新規開校や拡大リニューアルなど設備投資費用の増加が上昇要因となった。原価率上昇により売上総利益は前期比横ばい水準にとどまったが、広告宣伝費を中心とした経費の戦略的な見直しにより、販管費が同176百万円減少したことが営業利益の増益要因となった。事業セグメント別の営業利益で見ると、学習塾事業と幼児教育事業が減益となったものの、家庭教師派遣教育事業と学校内個別指導事業の増益によりカバーした。なお、ヒューリックの公開買付に関連してアドバイザリー費用等の一部を特別損失として53百万円計上している。
期初会社計画比では売上高、各利益ともに未達となったが、「TOMAS」「名門会」「伸芽会」の生徒数が計画を下回ったことが主因である。期初計画ではグループ全体の生徒数で前期末比微増を見込んでいた。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲）
■业绩趋势
1。截至2024/2财年的财务业绩摘要
瑞索教育截至2024/2财年的合并财务业绩显示，销售额增长322.15亿日元，比上一财年增长2.3％；25.86亿日元，营业收入增长7.7％；26.14亿日元，普通收入增长7.0％；17.03亿日元，归属于母公司股东的净收益增长14.1％。销售额连续三个季度增长并创下历史新高，每项利润也在两个财年内首次转为增长。
至于销售额，补习班业务、校内辅导业务以及个性和情感训练营教育业务的增长是销售额增长的一个因素。2024/2学期末的团体学生人数略有下降至26,677人，较上学期末下降1.7％，但除了从2023/3年起 “TOMAS” 和 “Meimonkai” 实施学费上调5％至7％外，他们还被暑期研讨会学费上涨20％，从2023/11学年起上调17％所吸收。
销售成本比上一财年上升0.6个百分点至73.6％。尽管由于讲师待遇改善而导致的劳动力成本增加被学费的增加所吸收，但新学校开学和扩建等资本投资成本的增加已成为上升因素。由于成本比率的提高，毛利与上一财年相比持平，但由于对以广告费用为中心的支出进行战略审查，销售和收购费用减少了1.76亿日元，这一事实成为营业利润增长的一个因素。就按业务板块划分的营业收入而言，尽管补习班业务和幼儿教育业务的利润有所下降，但这被导师派遣教育业务和校内辅导业务的利润增长所支付。此外，与Hulic要约有关的部分咨询费用等被记录为5,300万日元的特别损失。
销售额和利润均未达到公司最初的计划，但主要原因是 “TOMAS”、“Meimonkai” 和 “Shinmekai” 的学生人数低于该计划。最初的计划预计，与上学期末相比，整个小组的学生人数将略有增加。
（作者：FISCO 客座分析师佐藤乔）
